『椿町ロンリープラネット』という、タイトルが絶妙にダサい漫画がある。
私の最愛の漫画と名高い『ひるなかの流星』の作者やまもり三香さんの作品。
これが凄くいい。
前作『ひるなかの流星』もそうだったのだが、女子高生と中年予備軍男性の恋描写が抜群にキュンキュンする。
また作者の趣味嗜好(或いは性癖)が遺憾無く発揮されていて、同じような趣味嗜好を持っている日本国民の心に直接訴えかけてくる萌えがある。
あと、最近発売された新刊コミックス7巻は、本編の内容もさることながら特別編に、『ひるなかの流星』のアフターストーリーが載っていこれがまたいい。
久しぶりに漫画を読んでいて泣いた。
『ワンピース』ドレスローザ編でキュロスが幾年もの苦難の末人間の姿を取り戻して国の為に戦う姿を読んだ時以来だ。
平凡な男の過去の恋に対する慎ましい想いが(二次元)、国、王、娘、世界を背負うような最強の男の命懸けの闘い(二次元)に匹敵するほどの感動を生むんだから、少女漫画は素晴らしい。
周囲の人間に「頭良さそう」って思ってもらうために、外では本を読むことにしているけど、やっぱり漫画はいい。
幾つになっても辞められない。
お父さん、高校生の時に
「週刊少年ジャンプだから中年は読んじゃいけないんだよ!」
って言って辱めてごめんね。
順調に父の意志を引き継いでます。
敬具。