生き恥ニーチェ

恥を積みながら生きてます。

映画『モテキ』感想

映画『モテキ

 

いろんな人がやたらと褒めるし、大根仁と言えば『モテキ』みたいな風潮が私の中であるから、前から観よう、観よう、と思っていてようやく観た。

 

 

どうしようもない童貞が、その童貞らしさを一心不乱に振りまきながら

完璧な、パーフェクト童貞として恋愛に沈没していく物語だった。

 

「僕なんかが」と繰り返すわりにはえらそうな口をきいて女を振るし

「僕なんかが」と言いつつも好きになった女を諦めきれず、自分だけが彼女を幸せにできるとどこかで信じ続けている。

 

どこまでもどこまでも童貞で、童貞が大嫌いな私は見てられなかった。

実際に自分の周りにこんなやつがいて、恋愛相談でもされてみたら、グーパンで激励する。

 

 

私はドチャラ人間が好き。具体的には玉木宏が好き。

 

 

そもそも、好きな人に好きな人がいる時は、それはもう好きになってはいけないのに。

相手のためにも、自分のためにも。

 

 

 

いやこいれは自論過ぎた。

 

 

 

 

タイトルが『モテキ』のわりには主人公はそんなにモテてないし、わざとらしいくらいに夢みたいな女しか出てこないし、大根仁の恋愛描写にはいつもイライラする。

その分女優がめちゃくちゃかわいいから最高なんだけど。

 

 

 

 

私が大好きな映画批評のブログで、

 

童貞をこじらせまくった森山未來長澤まさみとキスをする。が、それ以上には行けない。そうしてまた会おうねと別れた駅前、森山未來は叫ぶ。これは、モテ期だ、と。この絶頂シーンは邦画史上最も情けないのに最も共感できる最高のシーンだ。

と評価されていた。

 

『モテキ』(98点/100点満点中) - 極私的映画批評

 

 

 

 

どうしても、どうしても、

「邦画史上最も情けないのに最も共感できる最高のシーンだ」

が納得いかない。

 

こんな情けなくて浅はかなシーン、全く共感できない。

 

このブログの人は、普段は

セックスなら一通りしてきましたよ。

みたいな顔をしてるのに、この映画の感想を述べる時ばかりは童貞みたいなことを言い出す。

 

なぜなんだ。なんでなの。

 

 

納得いかない。

結構いろんな男の人がモテキを絶賛する。

でも、よく考えたら女の人で褒め称えている人はいないような。(完全主観)

 

 

 

 

 

 

 

そうか。忘れていた。

 

世の中の、生きとし生ける男子達は皆、かつては童貞だったのだ。

 

生まれ落ちた瞬間から童貞という重い十字架を背負っているのだった。

 

だから男子は皆童貞が好きなんだ。

 

 

モテキ』をはじめとする大根仁の作品がどうも好きになれない理由が少し、わかった気がする。

 

 

 

 

でも私は、めちゃくちゃセックスしてきた人で、何故かまだ童貞の心を捨てきれずにいる人、

いやどちらかというと、捨てたくなくて大事に持っておいているような人が、めちゃくちゃ好き。

 

 

 

 

 

 

 

童貞童貞と連呼して申し訳ありませんでした、世の童貞の皆さん。

 

おやすみなさい。